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アコムは、日本の貸金業者で、MasterCard(マスターカード)のプリンシバルメンバーにもなっており、クレジットカードのアコムマスターカードも発行しています。社名となっているアコムは、Affection(愛情)・Confidence(信頼)・Moderation(節度)の頭文字をとって付けられた造語なのだそうです。なんとなく社名を付けた…ということはないと思っていましたが、それでもこのような由来があったとは知りませんでした。

アコムは、現在の会長である木下恭輔氏の実父である木下政雄氏が、神戸の呉服店で奉公した後、1936年4月2日に、神戸の三宮に丸糸呉服店を創業しました。そして1947年頃からは、呉服店と平行して質屋も開始したのですが、その質屋こそがアコムの前身となっており、1978年にアコムが設立されました。ちなみに、丸糸呉服店は、後にマルイトとなり、現在では、マルイト○○ビル…という大規模なテナントビル・マンションの賃貸や、ホテルモントレを中心とした不動産業を行っており、アコムの関連会社に位置づけられています。

アコムは、かつては三菱信託銀行がメインバンクだったこともあり、その繋がりから、東京三菱銀行・三菱信託銀行が傘下となっている三菱東京フィナンシャルグループと、アコム・ディーシーカード・ジャックスの合弁により、銀行系消費者金融の東京三菱キャッシュワン(後のDCキャッシュワン)を創業、2002年から事業がスタートしました。2004年、三菱東京フィナンシャルグループと、戦略的業務提携と資本提携を締結し、第三者割当増資によってMTFGの関連会社となり、東京三菱銀行の無担保ローン事業の担保保証業務の受託などを行っていましたが、その実は、2006年の三菱東京UFJ-VISA(一般)の保証業務を、ディーシーカードからDCキャッシュワンへの移管、2008年のアコム保証による三菱東京UFJ銀行のカードローンであるバンクイックの発売まで、陰を潜めていた形となりました。また、2008年9月、過払い請求等に伴った貸倒引当金の大幅積み増しによる財務基盤の悪化を抑えることを目的に、三菱UFJフィナンシャルグループが株式公開の買い付けを実施し、持株比率が40%となったため、連結子会社化しました。2009年5月には、MUFGの消費者金融事業が再編施策されたことで、アコムはDCキャッシュワンを吸収合併し、DCキャッシュワンの融資事業もその時に統合しています。

また、現在では特に珍しい存在でもない自動契約機ですが、この自動契約機を初めて開発したのは、このアコムなのです。自動契約機の特許は取得していないのですが、これは、当時の社長であった木下恭輔氏が、業界の発展のために、特許取得を見送った…と見解しているそうです。アコムの自動契約機は、むじんくんという名称なのですが、そういえば、かなり昔のテレビコマーシャルですが、宇宙人3人?ほどが、「ラララむじんくん、ラララむじんくん、ラララ」と歌っていたものがありましたよね。一度聞いたら忘れられず、そのキャッチフレーズで、むじんくんという言葉を覚えたといっても過言ではありません。もちろん、現在でもむじんくんは健在で、現在は、カード発行や変更契約を行うこともできるほか、昔の電話ボックスを一回りほど大きくした空間にて新規受付のみを行っているクイックむじんなども存在します。なお、むじんくんには、通常ATMが併設されていますが、クイックむじんにはATMは設置されていません。

現在、アコムと信用保証業務を行っているのは、三菱東京UFJ銀行(三菱東京UFJ銀行のカードローン バンクイックなど)・じぶん銀行(カードローン じぶんローン)・スルガ銀行(ダイレクトA、イービジネスダイレクト ローン/カード)・セブン銀行(ローンサービス:キャッシュカードのローン枠が付帯)・北海道銀行(ラピッドカード)・青森銀行(あおぎんカード Aキャッシュ)・山形銀行(山形銀行カードローン)・八十二銀行(はちにのかん太くんカード)・常陽銀行(常陽キャッシュピッド)・北陸銀行(クイックマン)・伊予銀行(新スピードカードローン/フリーローン)・西日本シティ銀行(NCBキャッシュエース)・長崎銀行(ながさきキャッシュエース)が挙げられます。

アコムの詳細情報ですが、アコムの貸付利率(実質年率)は、4,7%~18.0%、融資額は1万円~500万円となっています。返済方式は、定率リボルビング方式で、1回の支払いにつき、35日以内、もしくは毎月払いが各回の返済期日です。遅延損害金は年率20.0%。返済期間・返済回数は、最終借入日から最長6年9ヶ月で、1回~80回までとなっています。担保・連帯保証人はいずれも不要ですが、申込の際の必要書類として、本人確認証明書として健康保険証や運転免許証などが必須な他、アコムでの借入額が50万円を超える場合、または、他社を含めた借入総額が100万円を超える場合は、源泉徴収票などの収入証明書類も必要となります(個人事業主の場合は、確定申告所の写しが必要です)

なお、アコムの返済方法である定率リボルビング方式というのは、借入総額に対して、一定割合を返済していく…というタイプのリボ払い方式です。そもそもリボ払い…リボルビング払いというのは、返済回数は決めず、毎月の返済額だけを決定する方式です。借入総額を支払い回数で割って、毎月の返済額を求めるのではなく、借入総額から毎月の返済額を割って、支払い回数を求めるんですね。定率リボルビング方式の場合は、例えば、定率が10%である場合は、借入総額の10%を毎回返済する…といった感じですね。当然、借入総額にかかりますから、返済当初の返済額は大きいですが、徐々に返済額は少なくなっていきます。

ちなみに、リボ払いには、定率リボルビング方式以外にも、定率リボルビング方式以外に、元金定額リボルビング方式・元利定額リボルビング方式・残高スライドリボルビング方式などの種類があります。元金定額リボルビング方式は、元利均等返済方式のリボ払いであり、毎月返済する元金の部分が固定されている方式です。毎月返済する元本金額を定額にした状態で、借入総額に対する利息が上乗せされて返済を行います。元利定額リボルビング方式は、元利均等返済方式のリボ払いであり、毎月の返済額を一定とした方式です。月々の返済額が、例えば5万円だった場合は、この5万円に、元金と利息が含まれている…つまり、元金と利息の合計が5万円ということになります。残高スライドリボルビング方式は、借入総額に応じて、毎月の返済額が変更されるリボ払い方式です。借入総額が大きくなればなるほど毎月の返済額を増やし、借入総額が小さくなればなるほど毎月の返済額は減らしていくことができます。例えば、借入額が10万円未満ならば1万円、10万円以上ならば2万円、20万円以上ならば3万円…というように、借入総額が大きくなればなるほど、リボ払いによる返済額も増えていく…ということですね。

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